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臨床倫理ネットワーク日本

臨床倫理プロジェクト

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概 要

 臨床倫理プロジェクトは、90年代後半より続く研究=実践活動です。東北大学文学研究科から東京大学上廣死生学・応用倫理講座へとプロジェクトの住所は変わってきましたが、目指すところは一貫しています。すなわち、医療・介護現場の従事者たちが、本人・家族と共によりよいケア活動を行っていくために、個別の問題をどう整理し、理解し、対応していったらよいか、考える臨床倫理の営みを学問的にも批判に耐え、実践的に実用に耐え得るものとしていくための実践的研究=研究的実践(=臨床倫理検討システム開発プロジェクト)に加えて、得られた研究成果を現場に普及していく臨床倫理セミナーや研究会活動を行っています。

  2017年度に清水が岩手保健医療大学に異動しましたので、臨床倫理プロジェクトはこれまでの上廣死生学・応用倫理講座に加え、岩手保健医療大学にも土台をもち、他の共同研究者も共に、連携して全国に広がったプロジェクトになりました。2021年度には岩手保健医療大学に臨床倫理研究センター(センター長:清水)ができ、本プロジェクトの活動と大学の教育・研究・地域貢献活動を表裏一体のものとして進められるようになっています。本プロジェクトのウェブサイトも「臨床倫理ネットワーク日本」専用に新たに立ち上げたサイトと東京大学上廣死生学・応用倫理講座のサイトにまたがるものへと広がっています。この先、新たな活動拠点が増えるとともに、本プロジェクトのサイトも広がってネットワークになっていくでしょう。

東京大学上廣死生学・応用倫理講座 臨床倫理プロジェクト
 

臨床倫理プロジェクトの
研究・開発活動

臨床倫理学研究と医療現場における臨床倫理の営みの推進という実践を対にしてすすめるアクション=リサーチを進めています。
臨床倫理事例検討の進め方の開発と研修カリキュラム作成、本人・家族の意思決定プロセスを支援するツールの開発など行っています。



詳しくは 研究プロジェクトの研究活動

臨床倫理セミナー・
研究会・シンポジウム等

かつては、研究会中心でしたが、やがて医療現場の方たちと共同で事例検討を行う内容のものが顔を出し、増えてきて、現在では臨床倫理セミナーに発展してきています。 臨床倫理セミナー(臨床倫理検討シートによる事例検討の研修)を各地でおこなっています。加えて、事例検討のファシリテータ養成、医療・介護機関で臨床倫理の活動を推進するファシリテーター養成も始めています。

詳しくは 研究プロジェクトの各種会合

臨床倫理プロジェクトの
研究資金

日本学術振興会による 科研費はもちろんのこと、学術振興会 人文・社会科学振興研究事業、東大GCOE「死生学の展開と組織化」、厚労省老健事業、JST-RISTEXと、いろいろな補助金を使って、研究を進めてきました。また、東京大学の上廣死生学・応用倫理講座は寄付講座(出捐団体:上廣倫理財団)です。
2021年度には岩手保健医療大学臨床倫理研究センターが発足し、競争的資金を得る努力を進めます。
詳しくは 研究プロジェクトの研究資金

臨床倫理プロジェクトが提供するサイト