高齢者ケアと人工栄養を考える_第4刷
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口から食べられなくなったら*本人の気持ちに合う考えがあったらその番号〔2(口から食べられなくなっても、栄養補給してもらえば楽しいこともある人生が続けられるのなら、栄養補給をしてほしい)、3(口から食べられなくなった時に、栄養補給して生き続けると、家族や他人様に迷惑・世話をかける生活になるようなら、栄養補給はしてほしくない)、5(さしあたっては栄養補給してもらう。でも、そのうちきっと、生き続けているだけで何の楽しみもないようになると思う。そうなったら、栄養補給をやめてもらいたい)〕ご自分のことばで付け加えたいこと上で選んだものは、本人が元気だった頃には、きっとこう考えただろうということ。現在の母の気持ちは分らないが、もし精神が元気だったら、「今、口から食べられなくなったので、人生はおしまいで良い」というだろうと思う。④に近い考え。3-1 口から食べられないかどうかのチェック□すでに受けました  □今回受けました判定した機関ないし専門家[ X医師(かかりつけ医)]判定した年月日 [ X 年 Y 月 Z 日(ごく最近) ]〔結果〕□口からだけでは水分・栄養を十分には摂ることができないと言われました□適切な工夫や手当をすれば、必要量の水分・栄養を口から摂る可能性があると言われましたコメント*家族の気持ちに合う考えがあったらその番号〔2(口から食べられなくなっても、栄養補給してもらえば楽しいこともある人生が続けられるのなら、栄養補給をしてほしい)、5(さしあたっては栄養補給してもらう。でも、そのうちきっと、生き続けているだけで何の楽しみもないようになると思う。そうなったら、栄養補給をやめてもらいたい)〕〔記入した家族-氏名: 東 行子 続柄: 長女 〕ご自分のことばで付け加えたいこと 上に本人の気持ちを推測して書いたことは、記入している私の気持ちでもある。もちろん、情としては、どんなことをしてでもできるだけ長く生きて欲しい、ということもあるけれど、本人が辛いことになってまで、長生きをとは思わない。74

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