高齢者ケアと人工栄養を考える_第4刷
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意思決定プロセスノート(記入例2)2 ご本人の生き方・現在の生活*これまでの人生認知症になる前は、地域の人のために生きることを生きがいとしていた。また、教員時代の教え子が社会の中で元気に活躍することを楽しみにしていた。認知症になってからも、そういう性格を垣間見せるような言動が時にあった。でも、今はもう、何も分らないのではないかと思われる。*今の暮らしの居心地居心地がいいかどうかも分らなくなってしまっているのではないだろうか。希望とかいうことはもう関係のない世界にいるみたいだ。*これからこう生きたいもう、そういう思いはないだろう。息子としては、認知症が進む前までの、周囲の人のことを何かと配慮し、教え子の動向に一喜一憂していた母が本当の母で、今はもう、ただ安らかに苦痛なくと思うだけである。*残りの人生を見渡して □できるだけ長く生きていたい □長くなくてもいいから、できるだけ快適・楽に過ごしたい □その他〔心の中では、もう最期にしたいと、母は思っているのではないだろうか〕*「こうして欲しい」・「こうはされたくない」といったリクエスト*「したいことがあれば今のうちに」と言われたら67

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