高齢者ケアと人工栄養を考える_第4刷
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付録❶ 選択プロセスのまとめ(フローチャート)ケアの仕方の改善などにより、それなりの水分・栄養を経口摂取可能 経口摂取の可能性の評価(身体機能面・ケア方法面)ステップ3-1(A) 生きていて良かったと思える生活ができる可能性が高い(C) できるだけ辛くないようにすることはできる可能性がある(B) 生きていて良かったと思える生活ができるかどうか疑わしい適切なAHNを導入すれば、生命維持を続けられる可能性が高いどのAHNを導入しても、生命の維持は困難である可能性が高いステップ3-2経口だけでは、水分・栄養を十分には摂れないステップ4①+②双方(延命・QOL)を目指す②(QOL)のみ目指す①+②を達成すべく、 AHNの諸選択肢から最も適切なものを選択する。〔経腸(胃ろう、経鼻経管、OE)、中心静脈〕ステップ5②を達成すべく、AHNの諸選択肢(AHNを導入しない選択肢も含む)から、最も適切なもの選択する〔末梢点滴、持続皮下注、AHNはしない〕何らかのAHNを含むケアを実施するAHNは含まないケアを実施する選択後のケア継続的にその効果と本人にとっての益を評価する必要に応じて、また定期的に見直し(意思決定プロセスを辿り直してみる)・口から食べられなくなった  ・必要量を摂れなくなった本人の意向および人生にとっての最善の観点での目的の検討目的の候補:①〔人生の延長〕 より長く生きる②〔快適な日々〕 苦痛がない&能力を使える環境実現可能だからといって選ぶとは限らないが、実現不可能なものは選べない44

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