高齢者ケアと人工栄養を考える_第4刷
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経口摂取の併用 胃ろうの場合、経口摂取が併用可能な場合があります。また、口から食べる練習(リハビリ)も可能です。OE法の場合も、食事の時以外はチューブが入っていませんので、その間は部分的に経口摂取が可能なことがあります。経鼻経管の場合は、常時、鼻から喉を通って食道へとチューブが通っていますので、経口摂取を併用することは難しいですが、不可能ではありません。本人の食べる楽しみとリハビリという点では、胃ろうやOE法に劣ります。非経腸栄養法 腸が機能していない場合、また以上の経腸栄養法のどれも適していない場合、腸以外の経路から十分な水分と栄養を体に入れる方法としては、「中心静脈栄養法」があります。これは、体外からカテーテルを心臓近くの中心静脈まで入れて、血液中に直接水分と栄養を補給する方法です。どこで過ごすかによって、選択できる場合、できない場合があります。詳しくはパートⅠの13~14頁をごらんください。ご希望は定まりましたか?〔人生の延長+快適な日々〕→〔栄養補給〕を選び、〔胃ろう 経鼻経管 中心静脈〕栄養法にします(選んだ方法を○で囲みます)コメント5Aステップ5…まとめ(41頁)に進んでください。37

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