高齢者ケアと人工栄養を考える_第4刷
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専門家のチェック 口から飲んだり食べたりできなくなっていることについて、どういう原因でそうなっているのか、治る可能性はないのかどうか、専門の方にチェックを受けましたか。  ● すでに受けている場合は、次の記入欄に結果を記入してください。  ● まだ受けていない場合は、かかりつけの医師や訪問看護師また、   入院先のスタッフなど、医療関係者に相談して、チェックを受けて、   その結果を次頁に記入してください。ステップ3 本人の現在の状態について、よく理解することが何よりも大事です。そこで、まず、人工的水分・栄養補給法を導入しないでも、工夫次第で食べられる状態ではないかどうか確認します。その上で、口から食べるのは難しいとなったら、人工的水分・栄養補給をすることが本人の生活にどういう効果をもたらすかを考えます。1本当に口から食べたり飲んだりできないのか、確かめましょう口から食べられないかどうかのチェック: 例えば、  ● 食べ物を食べやすくする工夫をする。  ● 本人が好む、おいしいものを出してみる。  ● 今の機能状態にあった食べ方を見つける。  ● 食べ方、飲み込みの仕方など、介助の方法を工夫する。  ● 噛み合せが悪いので入れ歯を直す。   といったことで、口から食べられるようになるかもしれません。人工的水分・栄養補給は有効でしょうか28

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