心積りノート 考え方・書き方編
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次のページの図を見ながら以下の説明を読んで、 「記入編」P7にご自分の心積りを記入してみてください。● 図中の長方形で左側に緑、右側に赤い色がついている部分は、上のグラフの壮健から重篤老衰までの段階に対応しています。緑の部分        壮健から準壮健のはじまりのあたりに広がっています。一般的にこのあたりが、医療ないしケアの専門家が医学的知識に基づいて、また、私たちの一般的な人生観・価値観を想定しながら、ここでいう積極的な治療をおすすめする時期です。赤色の部分        中度要介護の半ばから重篤老衰までに対応していますが、治療について人生をよりよくせず、かえってマイナスになるので受けないことをおすすめする時期です。色がついていない部分治療の効果がどの程度かによって、また暮らし方やその方がどういう人生を送りたいかによって、選択がいろいろだと思われる部分です。専門家の判断を参考にして、しかし、これにとらわれずに、ご自身の生き方や価値観、人生の事情によって自由に、どこまで受けるかをお考えください。[記入の仕方]① 専門家が治療を受けるようにおすすめする緑の部分と受けないことをおすすめする赤の部分が書いてある帯状の図に、ご自分だったら、このあたりまでは受けるという範囲を「➡」で示してください。② 治療後の辛さといってもいろいろあるので、一概に「この時期までなら我慢する」と言えないことが多いでしょう。ですから、➡を記入する際に考えた「辛いこと」の内容を「◦相当な辛さの内容」に記入してください。 また、➡を書く時に基準にした辛さとは別の辛さであれば、どこまでやるかの時期が違ってくる場合、そのことを簡略に記し、帯状の図に別の➡を加えて記します。記入例を参考にしてください。③ ご自分の心積りが、専門家のおすすめとかなり違うことがあっても、おかしくはありません。それぞれの人生のご事情やお考えがあるのですから。ただ、そのようなお考えを周囲の方たちに理解していただかないと実行されませんので、そうお考えになった理由を「◦メモ」欄に記してください。34

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