心積りノート 考え方・書き方編
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ステップ2 今後の暮らしと活動についての心積り介護の必要度はより高くなりますので、段階が進んでいると評価することになります。心身の活動力・可能性(できること)の程度を6つの段階に分けてみました。これは上図に示すように連続的なものですから、ある段階から次の段階への移り行きは、明確な線を引くことはできませんが、大体の目安と思ってください。1 壮健 まだまだ元気● 元気に動けます。生活は自立していて、壮年期に比べれば衰えていると自覚する部分はあるかもしれませんが、「このくらいの体力であれば、まだまだ働ける」と自分でも思い、周囲からもそう言われます。相当負荷がかかる活動に耐え得る心身の機能があるので、壮年期以来の仕事を継続しているか、退いたとしても他の負荷がかかる労働を伴う社会的活動に進む力があります。家事についても壮年期と遜色なくやっています。2 準壮健~自立揺らぐ● 日常生活に関して支援は必要ありません。ただし、人によっては慢性疾患や何らかの障害があるために自力でできる活動に制限があり、この点で支援を要する場合があります(こうしたことは高齢による衰えではありませんので、このような支援が必要だからといって、次の3になるわけではありません)。● 自立してはいますが、だんだん「動作が遅くなった」とか「日中に疲れやすい」などと訴えることが多くなります。● この時期は老化が上の1より進み、無理をすることができなくなっています。負荷がかかる活動(労働など)は身体にこたえるので、活動の中心は負荷がより少ない社会活動(ボランティアなど)や趣味になることが多いです。また、家事をする場合でも、壮年期に比べてゆっくりするようになっています。3 要支援~軽度の要介護● より明らかに動作が緩慢になってきました。老いの進み方:できることの変化心身の機能・活動壮健まだまだ元気準壮健自立~自立揺らぐ要支援~軽度の要介護中度要介護重度要介護重篤老衰時間経過実施を推奨不実施を推奨23ステップ 1ステップ 2考え方ステップ 3ステップ 2おわりに

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