心積りノート 考え方・書き方編
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考え方 よい人生のための心積りまだ老いによる衰えが進んでいない方や壮年以下の方について、一般にある治療をするかどうかを考える場合には、その治療を実施することによって、①人生はより長くなるが、②快適さは低下する① 人生の延長により人生の可能性が広がるという益② 快適でないことが生じる(後遺症が辛いなど)という害の2点に関して、益と害を考え併せる必要がでてきます。この場合、ただ①と②を比べて、どうするか決める、ということではなく、「ある治療をする」という選択肢と並ぶ他の選択肢を挙げて、それぞれについての①と②を枚挙し、比較検討するのがよいでしょう。例えば、「その治療をしない」、「別のかくかくの治療をする」といった選択肢です。①プラスと、②のマイナスを比べ、自らの人生の状況を考え合わせた結果、例えば次のような仕方で、現在の自分に対する治療・ケアについての意向が決まることもあり、これが大事なポイントになります。● 辛い後遺症が伴うような、人生の延長を目指す治療はしない● いくら人生が延びるといっても、治療中にあまり辛いのは我慢したくない●「食べられなくなったら終わり」 でよい13ステップ 1ステップ 2考え方ステップ 3おわりに考え方

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